あなたのノイズ、わたしのミュージック。

自分が何にどう関心を示したかの記録。

30DaySongChallenge(2020/4/12-2020/5/11) Day1-Day7

Twitterのタイムラインで流行っていた30DaySongChallengeというハッシュタグ企画の記録です。
流行りに乗せられてやり始めたとはいえ、せっかくやるならば検討の履歴を残しておいたほうが自分のためにええかな、と感じたため、
基本1週間刻みでこちらにまとめてみます。
まあ30÷7はお察しの通りの結果となるので、最後のほうはうまいことやっていきの予定です。
また各テーマを捉える精度?分解能?は割とガタガタなので、そちらにつきましては何卒ご容赦ください。

今回はDay1からDay7まで。


Day1: 飴色 - amber / クロウタドリ

選曲テーマは"A song you like with a color in the title"。

曲タイトルにもなっている"飴色"をキーワードに置き、進退を逡巡する様をセンチに頼りきらず描く歌詞(bandcampで読めます)、
またこのバンドのシンプルながら淡白ではいない、適切な平熱感のある演奏、
この融合が印象的であったためか、テーマを見て真っ先に思い浮かんだのはこちらでした。
クロウタドリは素直にバランス感覚が良いバンドです、本当にどんどん見つかってほしい。

このテーマに沿える楽曲でもう1曲、さらなる個人的な理由により大好きな曲があるので、そちらも置いておきます。


Day2: Day2: 3020 / SuiseiNoboAz

選曲テーマは"A song you like with a number in the title"。

あんまり新譜をしっかり聴ける心境でいられない昨今なのですが、
前作のアルバムが良くて気にはなっていたSuiseiNoboAzがこの新曲をリリースした日にタイムラインがえらく盛り上がっていて、
さすがに気になったくらいの軽い気持ちで聴いてしまい、震わされました。

私達が現在しているように時間を遡ってまで音楽を希求する生命のいる未来、その可能性への賭けが、

3020年まで
ずっと友達でいよう

に集約されてしまうこと、あまりにも潔い。

歌っている姿を見ることで、より浸透するものがあるかもしれません。

実はこのテーマを見て最初に思い浮かんだのはAphex Twinの4だったのですが、
なぜかDay1のテーマがこれであると勘違いし、うっかりフライング投稿してしまったので下げさせていただきました笑


Day3: レオナル堂 / 真空メロウ

選曲テーマは"A song that reminds you of summertime"。


真空メロウ「レオナル堂」PV(2003年)

毎年、予感から始まった夏が終わってしまうまでの期間、真空メロウの音楽は私の頭の片隅で鳴り続けるのです。


Day4: Karen Revisited / Sonic Youth

選曲テーマは"A song that reminds you of someone you'd rather forget"。

音楽を引いてまで忘れたいほどの誰かを思い出すなんて、
個人的にはあまり共感のできる行動ではないのですが、
(おそらく)そういった心境が示されているはずなのに、
あまりにも格別の抒情があるために大好きになってしまったのが、こちらの楽曲です。

混迷に取り巻かれている歌の終わりが物語の終わりとならず、重厚な響きをもって余韻が展開されていく、
なんとも人間らしく美しい。


Day5: ワイパー / OGRE YOU ASSHOLE

選曲テーマは"A song that needs to be played loud"。

Day6: ロープ(Long ver.) / OGRE YOU ASSHOLE

選曲テーマは"A song that makes you want to dance"。


OGRE YOU ASSHOLE / ROPE LongVer. LIVE 20171217 LIQUIDROOM

Day5とDay6はテーマの並びとそして現在の状況から、OGRE YOU ASSHOLE以外の選択を打てませんでした。

大きな音を体感して身体が動く快適に、ただただ夢中になりたい。
日本を活動拠点とする人々のうち、私のこの要求を最も首尾良く満たしてくれる存在がOGRE YOU ASSHOLEです。
次の機会はおそらくまだまだ遠いけれど、とっても楽しみにしています。

Day6はこちらのライヴ映像があったらそれを選択していたはず、テンポと共に持っていかれる理性。


Day7: DESIRE -情熱- / 中森明菜

選曲テーマは"A song to drive to"。

私には運転中に音楽を聴く習慣がありません。

理由は単純、あらゆる乗り物を運転するのに必要なライセンスを持っておらず、運転可能であるのは自転車と自分の身体のみ、
そしてそれらを扱うときはそのときで、それらを操縦するのでいっぱいいっぱいなために音楽を聴く余裕がない、そういったところ。
(とはいえ10代中盤は真逆でどこに行くにもヘッドフォンと音楽プレイヤーが必須でした、加齢とともに失ったものとして扱うかは微妙なところですが不思議ではありますね)

となると、ドライブに関しては乗客としての思い出が強く残るわけなのですが、
こちらもこちらで私には他人に運転をねだってどこか遊びに行くという習慣がまたないため、
必然的に濃く残っているドライブのシーンが、毎年夏に父親の運転する車で行く和歌山帰省のときどきとなってしまいます。

私の育った家庭では運転者が父親しかいない状況が続いているため、カーステの中身も彼が気分良くいられる音楽の集積となります。
特に好んで聴かれているのは中森明菜さんと岩崎宏美さんのようで、このお二方のディスコグラフィは(現実的に入手可能な範囲で)網羅されているようですが、
同じくらいの世代のヒットナンバーが差し込まれることなどもまたあります。
趣味的には60代のおじさんとして割とプレーンな感じなのでしょうかね……?

個人的にはこのへんがお気に入りです。

父親のことが割と好きなのでちょっと書き過ぎてしまいましたが、
要するに現状のわたしが認識している"ドライブミュージック"は、父親の影響を受けたもの、というよりかはそのかなり表面的な写しでしかないのです。
(そしてこういった勝手な思い込みが車窓からの風景、深夜の高速道路や和歌山の山林を縫う舗装路等とともに記憶に焼き付くことを楽しんでいるフシがあります)
今後自分で運転できるようになるか(その道は無いものと思っています)、
父親よりも長い期間にわたって、音楽が流れる車に乗せてくれる人間が現れるまで、
そのすがたは書き換わらないのかもしれませんね。



粛々とした滑り出しでなによりですね。
来週あたりまでは確実に続くでしょう、そのあとは頑張ります。



追記: 続き書きました
osouonna.hatenablog.jp