あなたのノイズ、わたしのミュージック。

自分が何にどう関心を示したかの記録。

2020/4/17の"僕が毎日を過ごした場所 / 波多野裕文"

批評ではなく、その時々でその作品に寄せた関心事ばかりを記してゆく文章。


4/17、とぶ商店(People In The Box波多野裕文さんが切り盛りしているネットショップ!)から、包みが到着しました。

tobushoukai.thebase.in
(※4/19追記)注文が殺到してしまったとのことで、現在注文受付を停止されているようです。大盛況だ……。


ショップオープン記念特典(既に準備したぶんは捌けてしまったとのこと)の"手離そうとしていた古本"は、
マーク・トウェインの"不思議な少年"でした。
未読の作品ですが、まるでお話ししているときのような言葉遣いで書かれていた読書促進コメントによって、
既に心を惹かれてしまっています。
じっくりと進めてゆきます、ありがとうございました!


とぶ商店の現在唯一の商品、波多野さんのソロ作品"僕が毎日を過ごした場所"は2016年の作品で、
私自身が手にしたのも今回の通販のタイミングが初めてではなく2016年末のことでしたが、
(波多野さんの携わった音楽を好きになりやすいという私の性質を差し引いても)2020年現在に至るまでその魅力が鈍らないように感じられる、不思議な作品です。

古びないというよりかは、聴き返すその度に新たな点を私の記憶に打ってゆく……、
聴者の認識する世界のなかでそれぞれに新しくなってゆく性質をもっている。
波多野さん率いるPeople In The Boxの楽曲・作品にもその傾向は出ていますが、
ソロではより繊細な、より厳密なふうであるような……。

……私にも掴みきれていないような主観を書き連ねてきてしまいましたが、
この作品がひとりの音楽家の手製で生み出されたものとして充実した、素晴らしい作品である、
という主観は確かなものであると自負しています。
(私が自負したところで何がどうなるわけでもないですが……。)

ヘッドフォン等をしてひとつひとつの音色に耳を澄ませ、
こだわったであろう箇所を純粋に推測してゆくのも楽しいです、ぜひぜひ!


それにしても封入されていたペーパー、
上目遣いのように見える波多野さんの愛うさぎトムくんの写真、消しゴムはんこのような捺印……、
完全に"かわいい"を感じる何らかの器官を撃ち抜いてくる意匠をしていますね……トムくんかわいい……。



何らかの作品から得られた感想・出来事等を、その時々で記録していく場をTwitterにしか確保できていなかったことが少し気がかりでいたので、
時折このブログにもこういった形の文章を残していこうかな、と思っています。
(私自身の"その時々で"を残すことが目的であるため、同一作品を複数の記事で言及することもあるかと思われます)

自分の記憶すら自分で追えなくなってしまってはおそろしい。