本文より大事なCM
ガクヅケ単独ライブ「ロングバケーション」
2023/3/16 開催決定🎉
16時回と19時回の2回公演🥳
公演詳細・チケット情報等↓
はじめに
お笑いライブ主催団体のライブマンさんに主催代行をお願いいたしました、
ガクヅケベストコント6本ライブ「ヘアスタイルかわいいですね」が2023年2月2日に開催されました。
tiget.net
ご来場くださった皆様、行きたいと思ってくださった皆様(平日夜開催・配信なしとなりごめんなさい)。
尽力してくださったライブマンスタッフの皆様。
R-1準々決勝前日にもかかわらずこの日だけのアレンジを効かせてくださったゲストの寺田寛明さん。
そしてガクヅケのおふたり。
本当にありがとうございました!!!
不用意なことを言いたくなかったので公演直後はかなりひっそりしていたのですが、
Twitterなり船引さんのRadiotalk生配信アーカイブなりを追い、
逐一反応を拾わせていただいていました。コソコソとすみません。
そのどれもがあたたかく、しかもそれぞれの感受や記憶に基づいて発されたものばかりで、
それらはガクヅケや寺田さんへ向けられたものであるので思い上がりも甚だしいと思われてしまうかもしれませんが、
とっても満たされた気持ちになりました。
そりゃライブ後のエゴサってやめられないわと痛感しました
当公演はガクヅケファン有志が複数名で企画・提案したものとなります。
ということで先に了解を得ておきたいのですが、
この記事には自分で責任を取れる範囲のことを書いていきます。
(関係者の方々には内容に不整合がないかチェックしていただいております)
何が言いたいかというと、主催代行のノウハウ的なことについてはほぼ触れないかと……。
大変恐縮なのですが、他の依頼者の方々によるレポ記事などを参考にしていただけますようお願いいたします。
もし既にやりたい公演の内容は定まっていて、という状態なのでしたら、
もう直接ライブマンさんのHPからお問い合わせてみるのもアリかと思います。
大変親身にヒアリングしてくださりますので!
リクエストネタについて
3本目に披露された「スーパー」を、私からはリクエストさせていただきました。
2022年7月の単独公演「瞬のビュン」にて初披露され、
その年のKOC予選ネタにもなった作品です。
選定理由ですが、品定めの対象としてではなく、
ただただ面白いものとして披露され、受容されてほしい作品であったためです。
このネタはKOC準々決勝を最後に披露されなくなっていたのですが、
僭越ながら、以前よりそのことをもったいなく感じていました。
というのも、準々決勝直前に開催された「ヤバメンツオブザトーキョー2022」におけるこのネタのパフォーマンスと客席の反応がもう、胸のすくもので。
アレこそが本来の姿なんじゃないか、こんな品定めするような人々への受容でもって判断されたくないって、
準々決勝の会場で観終えたその時からずっと思ってきました。
もしこのネタは面白いものであるはずなのに!ってくすぶる心を私以外にも抱いているひとがいるのなら、
いまひとたびその確信を強く持ち直してもらえるのではないかと……。
そんな目論見が通じるかどうかなんてのは、
ネタの本質的な面白さには関係してこない要素なので、究極どうでもいいのですが。
舞台と客席とが相互にはたらき、白熱したムードが膨らんでゆくなかで、
今回このネタに期待をかけて良かったと思いながら笑えて、
心の底から幸福だったのは確かです。
BGMについて
客入れBGMを数曲提案させていただきました。
実際に流れていたのは2曲。今回使えなかったぶんはまたの機会に?
あと数回は客入れできそうなくらいストックがありますので……。
Jack Nicolson / bloodthirsty butchers
中学生のときになりたかった「大人」が歌っている。
今年30になる自分が聴いてもそのように思うけれど、乾いたやるせなさも端々から見出だせてしまって、
でも、それでも気張ってやっていってるあんたってカッコいいんだって、
見えたものを掻き消すためにではなくただの本気で伝えたくなる。
やはりそんなふうに声掛けたくなるほどの姿勢で、
自分たちの表現できる面白さを究めてゆくガクヅケのふたりを、もし中学生の私が観ていたら。
当時あらゆるロックバンドに向けていた途轍もないほどの憧れを、彼らの背に託してしまったのではないか?
なんとでも言えますね。
なんとでも言えるならそうであってほしいと言います。
破裂音の朝 / ZAZEN BOYS
こちらは異常にカッコいいから選びました。
もう少し理由があるっちゃあるけど言語化が無理、というかそんなことしたら野暮かも!
熱だけが確かな想いを託せるところも好きです、音楽というものは。
また、エンディングで流したMr.Childrenの"NOT FOUND"や、
旧出囃子の"ケンドー・カシンのテーマ"も使いたかった曲で、
他のメンバーが使いたいと声を上げたところにちゃっかり便乗した記憶があります。
自分だけの世界にならないよう加減しつつやれた気がしているけれど、どうなんだろう。
主催代行サービスを利用してみて
ファンの立場を保ったまま当日の公演を楽しめたのが、
私にとってはかなりありがたかったです。
もしかしたら芸人さんや公演の性質によってこのあたりのフローは異なるのかもしれませんが、
今回に関しては企画を持ち込んでから当日まで、
芸人さんと我々が直接言葉を交わす機会はありませんでした。
それなのにネタやゲストのリクエストからコーナー内容、BGMまで、要望をたっぷりと詰め込めたのは、
担当の方が要望の大小に拘らず適切な相手まで確認を取ってくださったり、
我々のこだわりがどこにあるのか根気よく汲み取ろうとしてくださったり、
最初の提案時のみならず見直しが発生した際にまで代表の方を交えたオンライン会議を設けてくださったりと、
ライブマンのスタッフさんたちが丁寧に、誠実に対応してくださったために他なりません。
そして、確認や交渉のプロセスを代わっていただけたことで、
芸人さんを「仕事相手」として捉える時間がかなり少なくなったため、
当日は観客の視点を保ったまま、素直にネタを楽しめました。
心に引っかかりがない状態で笑えるのは、幸せなことです。
おわりに
今回のチームでまた何かするといった話はいまのところ出ていないのですが、
私自身はまたライブを企画したく思っています。
お笑いライブを企画する機会なんて今後ないかもしれないし一回くらい、くらいの気持ちで参加したはずが、
次はどんなライブが楽しいだろうか……今回の反省を活かすには……などと考える自分を持て余すようになるなんて!
なんでも携わってみないとわかりませんね。
次にライブマンさんにお願いするときにはもっと良い依頼者でありたいので、
今回代行していただいた部分を自分で背負うライブも、ごく小規模なとこからやってみたいなとかも考えてます。
ライブをつくる立場の人々が何に骨を折りどんな苦心をしているのか、
それを体感していない状態ではライブを作ったとは言い切れないような気がしていて……。
今回くらいの規模でとなるとまず今年中は無理そうですが……。
私や他メンバーがまた何かライブを開催するとなったとき、
もしそれが心惹かれる内容でしたらお運びいただけますと幸いです!
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
おまけ・使用BGMリスト
船引さんのRadiotalkに質問されていた方がいらっしゃったので、参考になれば。
当日流れたもののみ掲載します。
客入れ
- Laid Back / フジファブリック
- トランスファー / くるり
- Jack Nicolson / bloodthirsty butchers
- 音がする / yuigot + 長谷川白紙
- フルドライブ / KANA-BOON
- 東京ハチミツオーケストラ / チャットモンチー
- 馬鹿の最高 / フラワーカンパニーズ
- 破裂音の朝 / ZAZEN BOYS
- 8823 / スピッツ
出囃子
- ケンドー・カシンのテーマ
ガクヅケの旧出囃子。 - アンバランスなKissをして / 高橋ひろ
ガクヅケの現出囃子。 - snow irony / Maison book girl
寺田寛明さんの出囃子。
転換
- フォーエバーヤング / Have a Nice Day!
こちらのみ私達からは曲指定しておりません。
個人的には悔しくて嬉しいほどしっくりきました。
ライブ終わってからいちばん聴き返しているまでありますね……。
企画
- シャッタードール / ヒトリエ
エンディング
- NOT FOUND / Mr.Children
- Fly (feat. 79 & 中村佳穂) / imai
客出し
ガクヅケのネタで使用されてきた曲集。