あなたのノイズ、わたしのミュージック。

自分が何にどう関心を示したかの記録。

2020年1月のそらの孔分室

自分が何にどう関心を示したかの記録。

2020年1月の読書記録

ル・クレジオの調書を読み終えた時、何もかもに対してすぐに感想を打ち出す、これまで微妙に燻っていたそのサイクルの速さへの違和感がはっきりとしてきたのでこの月例まとめも今年はやめておこうかと思ったのですが、
すぐに顕れてくるほうの感想を否定する行動でもあるような気がしてきてそれはまた違うよな、ってなったので結局今年もやっていくことにしました。
今年もよろしくお願いします(こんな挨拶があるだろうか)
よほど判断を留保したくなったときは、いまなら書けるぞってときに別途で記事を立ち上げればいいわけだし。

先月は試験やリハビリ出社の開始やらで気力が削がれていたのもありあんまり冊数はないです。
よほど気詰まっていたのか漫画が多いですね。阿部共実さんの潮が舞い子が舞いが可愛らしかった。

"読書を仕事につなげる技術"はこれまであまりにもビジネス本を忌避してきたので、その読み方のヒントを求めて読みました。
読書は趣味で27年近く育ってきたものとしては行動理念の面で共感できないところが多々ありましたが(その辺りは著者の方も把握されているような書きぶりでした)、
本の私的ハイライトとその理由をevernoteなどタグ付けや検索の可能なメモサービスにプールしておくといった、内容を記憶の外に残しておくためのノウハウは、読書に限らない経験の整頓へ汎用的に使えそうなものであったため、
自分のよく使うツールや得る経験に即したアレンジを加えて早速実践してみています。
kindle本とか目を滑らせるように読んでしまいがちであまり合わないなあと感じていたけれど、この習慣のおかげでハイライト機能を使うようになり、それをメモにまとめる段階で読み返しているため、以前よりはちゃんと読めるようになった気がしています。
趣味の読書に新鮮味が出てきて、ビジネス本を読めるようにするといった本来の目的は吹き飛んでしまいましたが……。

1月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:2342
ナイス数:30

未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること (講談社現代新書)未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること (講談社現代新書)
読了日:01月31日 著者:河合 雅司
調書調書
読了日:01月30日 著者:J.M.G. ル・クレジオ
DON’T TRUST OVER 30 (星海社文庫)DON’T TRUST OVER 30 (星海社文庫)
読了日:01月30日 著者:TAGRO
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術
読了日:01月30日 著者:山口 周
マフィアとルアー (星海社文庫)マフィアとルアー (星海社文庫)
読了日:01月29日 著者:TAGRO
あの人の胃には僕が足りない(1) (モーニング KC)あの人の胃には僕が足りない(1) (モーニング KC)
読了日:01月29日 著者:チョモラン
わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ6)わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ6)感想
20年ほど前、小学生だった頃に読んだ絵本 / 人のする言動は現に顕れているそのままだけを宿してはいない、潜んだ思いをも含み構築されているのだということ、そして私自身のおこないも私の思念の結集であり、唯一私に与えられたそれの制動権を適切に検討し扱うべきであるのだということ。これらの認識は確実にこの絵本を読んだ経験に起因している
読了日:01月27日 著者:レイフ クリスチャンソン
木曜日のフルット 7 (少年チャンピオン・コミックス)木曜日のフルット 7 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:01月21日 著者:石黒正数
CITY(7) (モーニング KC)CITY(7) (モーニング KC)
読了日:01月21日 著者:あらゐ けいいち
CITY(6) (モーニング KC)CITY(6) (モーニング KC)
読了日:01月21日 著者:あらゐ けいいち
潮が舞い子が舞い(2) (少年チャンピオン・コミックス)潮が舞い子が舞い(2) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:01月20日 著者:阿部共実
テシェキュルエデリム~ありがとう テシェキュルエデリム~ありがとう
読了日:01月18日 著者:石川 雅之
舞踏会へ向かう三人の農夫 下 (河出文庫)舞踏会へ向かう三人の農夫 下 (河出文庫)感想
表紙に据えられている白黒写真、著者はこの写真から受けた印象を展開し、複雑な文様、物語の形で編み出した / 重奏的にみてとれる作品だ。読者によって読み出せる内容は異なってくるであろうが、私自身はこの作品を鑑賞行動への鋭い分析として捉えた / 読後にはきっと、あらゆる"作品"へと向く姿勢に多少の影響が及んでしまうであろう。(この物語を含む)作品を私達が見つめるそのとき、そこに留められたことの意図をそのまま読み出せはしないだろう、私達は何を見出そうとしているのか、私達に見つめられる度、物語は何を照らし返すのか。
読了日:01月07日 著者:リチャード・パワーズ

読書メーター


色々手を出してはやめてを繰り返してしまい読了まで行きつけていないままの本が増えてきたので、2月下旬はもう少し集中力を上げていきたく思います。
私の中で積読は読める本がまだこんなにある!みたいな、心の平穏を呼ぶ存在でいるのですが、読みかけにした瞬間タスクへと変貌してしまうので読みかけの本はなるべく減らしたい。